太鼓叩きの日記:境界線。さとちゃんだってドラマーだぞの巻。
久しぶりの太鼓叩きの日記。
さとちゃん、一応、アフロヘイシャンのドラマーでもあるので、さとちゃんの気付きを時々、ブログにまとめてきましたけど、
自分のやりたいことをやっていると言っても、まー、それなりに嫌な事があったりはします。
そのほとんどが人間関係で、アジア人の女性がドラムを叩いてることを良く思っていない人はいる。それはドラマーにもいるし、ドラマーどころか、ダンサーにだっているだろう。
無視されるなんてことはよくあることで、最初はいちいち傷ついて落ち込んでいたけれど、最近は、
「そんな人間性を持つあなたとは関わりたくないので、私の目の前から消えて下さい。」
と思っている。なんか、腹立ってきちゃってさーーー。ぷんぷん
ただ、それでもやっぱり、
心の中で何かが痛い・・・・。まあ、これもそのうち気にならなくなるだろう。。そう願っているけれど・・。
さて、
そんなこんなのアフロドラム&ダンスコミュニティですが、
アフリカルーツのダンス&ドラムなので、ここではブラックの人達が一目おかれるという傾向がある。
まあそもそも、彼らのカルチャーのダンス&ドラムをやっているんだから、そりゃそーなんですけど、
ここ数回、ブラックのノリノリの若者が、おじーとドラムを演奏しているダンスクラスに姿を表し、いきなり一緒になってドラムを演奏し始める・・ということが起こった。
最初は私もおじーも、ダンスの先生の知り合いなのかと思って、突然のこの若者の演奏に何も言わずにこやかに受け入れていた。
私はおじーの生徒でもあるので、おじーが彼に対してどう接するか見てから、彼への態度を決めようと思っていたんだけど、
おじーが、他のドラマーへの礼儀として、
「一緒に演奏してくれてありがとう。」というような事を言いに行ったんだけど、
これね、
本来であれば、この状態でおじーが言いに行くっていうのは相当変な話で、
勝手に混ざってきたこの若者が、
「演奏に参加させてくれてありがとうございました。」って、言うべきなのよ。。(^^;)
まあ、こういうことが分からない人もいるので、おじーが自分から挨拶しに言ったんだけど、
このお方、おじーの挨拶は適当に流し、私のところにきて、
「君はどこからきたんだい?日本!そうなのかー!」と言って、私の頭をつかんで頭にキス。(あっと言う間で逃げられなかった。。)
私がおじーを指差して、
「私は旦那である彼からドラムを習っていて彼の生徒でもある。」と告げる。
要は、
「おじーの前で勝手なことすんな。馬鹿。」
って意味なんですどね。
ドラマーはわりと縄張り意識が強いから、マスタードラマーとかリーダーのドラマーに対して忠実な人が多いし、だからこそ、マスタードラマーが自分のドラマーをがっちり守る・・ということでもあるんですけど。(だから、マスタードラマーの目が光っているんだから、迂闊な態度は取るなっていう、さとちゃんのなりの警告だったんですけどね。さとちゃん、この若者がおじーをスルーした態度も気に入らなかったしね。)
この若者の様に、そんなのしーらない!太鼓叩きたいから叩いただけ〜〜〜
みたいな人が、どういうわけだか、ダンサーにちやほやされてしまうという、理由の分からない現象が起きて、さとちゃん的にぶったまげたりした。
そう、
彼はブラック。
しかも、ノリノリ♪
さとちゃん、
アジア人、女性。
ノリノリというよりは、真面目にコツコツタイプ。
ダンサーにちやほやされたことなんてないからねーーー。
まあ、別にそんなのはどうでもいいんだけど、
後で分かったのは、
彼は、ダンスの先生の知り合いでもなんでもない、ただ、本当にノリで参加してきただけの人だったってこと。。。(^^;)
そして、彼は、またその次の週もスタジオに現れ、我々の所に来て、演奏に混ざり始めた。
前回と同様、承諾も得ずに勝手に演奏に混ざってくるこの若者。
更に今回は、完全にリズムがズレていて、我々が演奏しづらいったらありゃしない。
おじーが、「こうやってリズムを刻むんだよ、」て教えても、無視して自己流。
「指示が聞けないのなら、あなたは演奏すべきではないよ。」と、喉まで言葉がでかかったところで、おじーが演奏をとめて彼に言った。
「我々はアフロヘイシャンの音楽を演奏している。だから我々のやっている音楽を演奏してほしんだよ。一緒に混ざってくれるのは歓迎だが、自己流で混ざって音楽を壊してしまうのは、このカルチャーに対してリスペクトがないんじゃないかな?僕も君のカルチャーを尊敬する。だから、君もリスペクトを持って欲しいんだよ。」
が、この彼、英語がわかんらいんだか、なんだか、
何言ってんの?この人〜〜〜
みたいな態度でいる。ただ、唯一、おじーが怒っているのは察したらしく、黙ってスタジオから消えた。
で、
もうこの若者に会う事はないだろ〜〜〜〜と思って、数週間が過ぎたところで、
なんと再び現れたし〜〜(^^;)
で、さとちゃん、今回はがん無視。
おじーに対して敬意を払えないドラマー(まあ、彼はドラマーじゃないみたいだけど)を相手にするほど、さとちゃん優しくないからね。
まあ、現れたってだけで、演奏には混じってこないだろ〜〜と思ったら、
また、凝りもせず、演奏に混じってくるし〜〜〜〜〜(^^;)
さすがに今回は隣でドラムを叩き始めた彼に対して、
「No, No, Noooooooooooo!!!!!!!!!」
と絶叫する私。
おじーが演奏をとめたところで、さとちゃん、たまりかねて、
「私はたくさん学んでここにいるんだ!これはアフロヘイシャンのドラムだ。」と伝える。
本当は、
だから、あなたみたいに、自己流で叩いているわけではないし、みんなが自由に参加できるドラムサークルではないんだよ。おじーの指示がきけないのなら、演奏しないでほほしい。。。
と言いたかったんだけど、
カチンときている時に、咄嗟にそんな英語は出てきませんでした。。。(^^;)
代わりにおじーが、
「前にも言ったけど、我々のやっている演奏ができなければ叩かないで欲しい。」
と、伝えた。
そして、また、黙って立ち去る若者。
てか、睨まれたよね。。(^^;)
で、更に、
ダンサーにしてみれば、なんのこっちゃ???な、わけで、
むしろ、なんで一緒に演奏したがる若者を追い出すんだ・・・くらいの気持ちだったのかもしれない。
ダンサーに無視されて、帰路につくさとちゃん。(仲良しのダンサーさんもいるけど、まあ、極一握りかな。。(^^;)
*あ、ちなみに、勢い余ってちょっときつく書いちゃいましたけど、クラスに集まった面子によります。今回の面子は、しら〜〜〜って感じだったかな。
前にここにも書きましたけど、
真摯にドラムに打ち込んでいる人というのは、ドラマーがドラムを叩いていなくても何かを感じたりする。というか、許可なく演奏に混ざるなんて、こんな失礼な真似は絶対にしない。(と、私は思う。)
あと、ドラマーじゃなくても、カルチャーを大切にする人、もっと言えば人に対して敬意を払えるかどうか、
ブラックのノリノリの若者をその場の雰囲気で評価するのと、
コツコツと時間と労力をかけてドラマーの道を進んできたおじーを評価するのと(もっと言えば、私に対しても。)
私にとっては、一目瞭然のようなことが、
ここではそうではないということ。。。
そんなことが分かり始めたとき、
人の目を気にするよりも、
私自身が関わりたい人を選ぼう。と、そう決めた。
あなたと仲良くなろうとは思いません。
あなたがどんな人であっても、例えこちらを気に入ってくれたとしても、
私が関わりたい人は、私が決める。
そう思った。
アフロのドラムってうのは、公園でみんなで集まって、わーいわーい♪
っていう自由参加型ドラムサークルがあちこちにあるので、ドラムを見れば自由参加って勘違いする人もいるのかもしれないけど、
勘弁してくれ。。。
てか、勝手に許可なくドラムを叩くのもやめてくれ。。。
叩けば音がでるからって思うかもしれないけど、ドラムだってバイオリンと一緒だよ〜〜〜。管楽器と一緒だよ〜〜。
我々(それは一部のドラマーかもしれないけれど)にとってドラムとは何か?は、ここでも書いてます〜〜。
あーーーーー!!!スッキリした!!!!!!!!
ブラックじゃないけど、男性じゃないけど、筋肉モリモリじゃないけど、更にアメリカ人でもない普通の女子ですけど、
私だって、
ドラマーなんだぞーーーーーーー!!!!がおーーーー!!!!!
以上、ブログを愚痴に使うさとちゃんでした。(^^)
漫画の吹き出しみたいな飾り物があったので。
サンフランシスコの中華街にて。
強くなければドラムは叩けんぜよ。本当に。。。