さとちゃんとおじー 

低血糖症を煩い、仕事退職→結婚でサンフランシスコに移住。年の差国際結婚。太鼓叩き。アラフォー女子の生活。

A Must See! ブラック・ムービー ☆ if Beale street could talk( ビール・ストリートに口あらば)

私がサンフランシスコに住み始める時だったか、それとも結婚する前、ちょっと長めにおじーのところに滞在した時だったか・・・

 

ちょっと忘れちゃったんですけど、

 

日本から飛行機に揺られ、ようやくサンフランシスコのおじーの家に着いたとき、おじーが私に本をプレゼントしてくれて、

 

「君にはちょっと難しいかもしれないけど、是非読んでみて。」

 

と、渡されたのが、James Baldwin(ジェームス・ボールドウィン)の本だった。

 

よーし、読んじゃうぞ〜〜〜!と、ページをめくるも、さとちゃんには難しくて1ページで挫折・・・。今よりも全然英語ができなかった2年前(以上かな?)のこと。

 

本は本棚にしまわれ、その代わりといっちゃなんですが、

おじーとJames Baldwinの映画を見に行った。

 

アメリカで初めて映画館に行って見た映画がこれだった。↓

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これがまた、映像が理解を助けてくれるところもあったけど、当時のさとちゃんには(今もそうかもしれないけど。。)英語がチンプンカンプンすぎて、よくわからなかった。。

 

 

彼が具体的にどんな影響力をもった人なのか?どんな発言をして、どんな作品を書いていたのか?(彼は有名な作家でもあります。)

 

こればっかりは、おじーが色々説明してくれても、自分が作品に触れてみたり、彼の言葉を理解できないと、わっかんないな〜〜〜と、思っていた。

 

そんな風に思った日から時は流れ、

 

気がつけば、2018年12月31日 大晦日。

 

何故か夜中にお腹が空きすぎて眠れないさとちゃんとおじー。

起きてご飯を作るにはあまりにもだるく、何より深夜すぎて、近所迷惑だなあ。。と思ったり。

 

明け方になってようやく眠気が襲ってきたとき、8時にセットしておいた目覚ましのアラームがなった。

 

そのままアラームを無視して眠りこけることもできたんだけど、まあ、とりあえずインスタグラムでもチェックするか・・・

 

と、目に入ってきたのが、アリシア・キーズ(アフリカン・アメリカンのミュージシャンです。)の投稿だった。

 

何やらブラックムービーで、感動するラブストーリーの映画を勧めているらしい。。ふむふむ

 

と、調べてみたら、

 

ちょうど今、アメリカで公開になっている If Beale street could talk  という映画で、James Baldwinが原作だった。

 

さとちゃん、寝不足で朦朧としてたんですけど、何かがピントきてしまい、早速出動です。

 

隣で、こちらも朦朧としているおじーに話しかけ、「James Baldwin原作の映画がやっているぞ!今日は2018年の最後の日だから、無理して見に行こう!」

 

というわけで、無理して行ってきました〜〜〜〜。(^^)/

 


日本では2月に公開されるみたい。TVコマーシャルになってたりするのかな?
見るまで知らなかったんだけど、注目されてる映画だったよ。


邦題:ビール・ストリートの恋人達 日本版予告編

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こちら予告編。アメリカ版。

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さて、

 

映画館についたら、シートがリラクゼーションシートで驚いたし〜〜!!!

 

は、いいとして・・・(^^;)

 

映画はどうだったかというと・・・

 

さとちゃん、実は映画が始まってすぐに涙・涙で、ほぼ号泣。

映画上映中の80%いや・・ 90%を泣いて過ごしたという、さとちゃん至上、初めての泣きまくりの映画でした。(^^;) まあ、結構、涙もろくはあるんですけど、今回は自分でもびっくり〜〜〜

 

いやさ、

 

ポイントはいくつかあるんですけど、

 

その1:

映像が(カメラワークっていうのかな?)が、とても素晴らしくてアートの域だった。

キャプチャーして、静止画が美術館に飾ってあってもいいくらい素晴らしいな〜と、私は思いました。

 

その2:

ちょっとおじーを見ているようだった。

おじーが生きてきた時代背景とも被ってるし、なんというか、主人公Tishの恋人と、Tishの父親という、この映画で重要な役割を果たしている2人のブラックの男性が、まー、おじーに似ている。顔が、っていうことではなくて、生き方が??というか、それがブラックである・・ということなのかもしれないけど。(まあ、人にもよるけど。)

 

その3:

英語でみているから細かなところの理解はできていないのだけど、それでもだいぶ何を言っているのか分かるようになってきたのと、だから逆に、私が身近で接している、おじーを始めとするアフリカン・アメリカンの皆さま方を映画の中にみて、映画の世界がぐっと近くに感じた。

 

その4:

日本語の映画のタイトルでは、「ビール・ストリートの恋人たち」となっているけれど、これは、If Beale street could talk というオリジナルのタイトル、「ビール・ストリートに口あらば」(実際に、90年代にこのタイトルで日本で本が出版されたみたいだけど)にした方がよかったんじゃないの?????とさとちゃんは頭をひねる。

 

この映画はラブストーリーでもあるけれど、恋人同士の愛の話だけではなく、家族の愛も描かれているし、何よりも、黒人がアメリカで暮らす事の厳しさを伝えている。

ブラックであるということが、どれだけ覚悟のいることなのか、そして、繊細な心を持ちながら強く生きているという、そんなことが描かれている素晴らしい映画だな〜と思ったよ〜う。

 

 

ちなみに、リンクの映画の予告編では、バック音楽にKilling me softlyが使われているようですが、私の記憶が正しければ、これは予告編向けの音楽で、本編には出てこないんですけど、

 

 

さとちゃんは、こっちの音楽を聞きながら予告編を見ることをお勧めします。↓

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ちょっとしたネタバレみたいですけど、

だけど、もし、うっかりこのブログをみてこの映画をみようと思う人がいたら、

この曲を聴いて映画を見たら、何かを感覚としてわかるんじゃないかな〜〜と思う。

 

ちなみにおじーは小さい時、毎日のように学校で歌ってたんだってー。

 

2009年のオバマ大統領の就任式には、アレサ・フランクリンが歌ってたんだねー。

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さて・・・

 

余談ですけど、

 

おじーはJames Baldwinと一緒にテーブルを囲んでご飯を食べたことが数回あったそうな。

 

このことはまたいつか、おじーヒストリー・シリーズで取り上げます〜。なんつって。

 

というわけで、今回も長々とさとちゃん節をかましましたが、

 

 

2019年まであと1時間〜〜〜〜。

 

来年もよろしくたのも〜〜〜う。

 

映画館でぱちり。

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ブログを読んで下さった皆さま方、家族、そしていつも私を気にかけてくれる友人達に、感謝と愛をこめて。2018年、ありがとうございました。

 

さとちゃん 拝

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