アステカ・ニューイヤー☆私はエネルギーを信じている
アスティック・ニューイヤー( Aztek New Year)
今日、学校に行ったら、アステカのニューイヤーだった。
正しくは、
今日、学校に行ったら、学校の前でアステカの新年をお祝いする儀式が行われていた。
アステカのダンスとドラムのパフォーマンスを見た事があったので、英語クラスそっちのけでしばらく儀式を見学。
すると、
「どうぞ、皆様方も一緒にお祈りしましょう。」というような流れになり、さとちゃん、1人で急遽儀式に参加です。
ドラムが鳴り響く中、司祭と思わしき人がチャンティングを捧げています。その間、手のひらを外側に向け、光を受ける様なポーズをしています。チャンティングが終ると、膝をついて手を地面にあてます。
東西南北4つの方向で、同じ事を繰り返します。
最後に、その場で反時計回りにぐるりと回ってセレモニーが終了。
司祭(またはリーダー?)と思われる人が、学校の壁面に描かれている壁画を指差して、
「これが、アステカのカレンダーです。今日はちょうど真上の12時のところにいます。このカレンダーは反時計周りに進んでいきます。さあ、この新年をみんなでハグをしてお祝いしましょう。」
と言った。
東洋人、私、ひとり。。。
他はみんな、ラテンアメリカのお顔立ち。
ということで、なんとなーく場違い?な気もしつつ
数人とハグ。
ちなみに、私が到着した8:50頃には、既にセレモニーが始まっていたのだけど、実はこのセレモニー、朝の6時スタートでした〜〜〜。ほよ〜〜。
1年以上通っているのに、気がつかなかったアスティック・カレンダーがこれ↑
ちなみに、アステカのカレンダー(正確には、1日の表し方)はこんな感じだよ。
マヤン・カレンダーと似ているな〜〜と思ったさとちゃんでした。
(以前、マヤン・カレンダーの手帳を使っていたので。。)
マヤとアステカ、どう違うの??
さてさて、儀式を見学していた時、学校のスタッフで見た事があるラテン系の女性が私の隣に立っていたので、聞いてみた。
「これはアステカの儀式ですよね?」
スペイン語で説明されているところも多かったので、念のため、確認です。
すると彼女が、
「これは、マヤ、アステカの儀式よ。毎年やっているの。」
と言っていた。
いまいち、マヤとアステカの違いが分からない私。てか、一緒なの?もしかして??
校舎に戻って、英語クラスには出席せず(だって、もう残り30分だったんですもの。。^^;)、そのまま図書館に行きネットで検索です。
「アステカ文明は、マヤ文明の一部です。」と表記されているものを最初に発見。
「え?そうなの??よーわからん。。(^^;)」と思っているうちに、ふと、マヤのカレンダーでは、新年は7月だったことを思い出した。
今、3月。
これはおかしいぞ。。。
というわけで、図書館からまたセレモニー会場に戻ります。
ちなみに、家に戻ってから調べましたが、マヤとアステカは、まったく違うものの様です。
比較されているサイトをみつけたので、リンクを貼っておきます。
私はエネルギーを信じている。
セレモニーの物販会場があったので、そこでキョロキョロしていると、髪を長く伸ばした、おじーと同じ年代と思われる男性が私に気付いてくれたので、質問をしてみた。
「私はマヤのカレンダーを使っていたことがあって、それでは新年は7月だったのですが、どうして今日が新年なのでしょうか?また、マヤン・カレンダーやマヤン・カルチャーとはどのような違いがあるのでしょうか?」
男性が答えてくれます。
「我々、アステカのカルチャーはマヤのものに似ていたり、同じものもある。でも違いもある。我々のカレンダーは、1ヶ月が20日で、18ヶ月なんだよ。」
私が知る限り、マヤン・カレンダーは、1ヶ月が28日で13ヶ月。
なるほど、新年が違うはずだわ。
続けて、
「新年は6:45(朝です。)に始まったんだよ。」
え?????(^^;)
どうやら時間の感覚も違うらしい。。。
おもしろ〜〜〜〜い!!
さとちゃん、質問熱が高まります。
「どんな神様、またはスピリットを信仰しているのですか?」
「我々は、神様、スピリットを信仰してはいないんだよ。エネルギーとして捉えているんだよ。◯◯のエネルギー、◯◯のエネルギーというように、色々なエネルギー体があるんだけどね。」
ほよ〜〜〜。
これは初耳!そして、私のめちゃめちゃな英語にも真摯に聞き入れて答えてくれるこの男性にも感動。実は、かなりおじーに似てる・・・というか、見た目ではなくて、エネルギーが、なんですが。(と言ってわかるかな〜〜^^;)
最後に、私もドラムを演奏する身として、このアステカ・カルチャーのなかでドラムがどんな役割を果たしているのか聞いてみた。
「ドラムはGrandfatherなんだよ。そして、ドラムのビートは鼓動なんだよ。 とても大切なものだよ。」
日本語に訳すと、Grandfather っておじいちゃん、祖父って言葉が浮かぶんですけど、この場合は、「偉大なる父、大いなる父。」という意味かな。ま、言われなくても分かってるよ。。って突っ込みがはいりそうですけど。。(^^;)
この男性が言ったこと、
「目に見えるものではない。ただ、感じることはできる。」
そうだ、私もそれに心を動かされている。
目には見えない、でも分かる。説明はできないけれど・・。
なんだか感動した時間だった。ありがとう。
感謝を述べて、握手してお別れした。
太鼓に触れる許可
もうひとつ印象的だったことがあった。
儀式が終わり、儀式で使用された数台のドラムが物販会場に運ばれてきた。(ちなみに売り物になったわけではありません。あしからず。。)
若い女の子(おそらく中学生か高校生)がドラマーの1人だったので少しお話した。
私が普段叩くドラムとは全然違うので、
「触ってみても大丈夫?」と聞いてみたところ、
1つのドラムを指さして、
「このドラムは私のドラムだから大丈夫だよ。」と言ってくれた。
ドラムに手を当てながら、彼女の返答を嬉しく思っていた。
以前、おじーに言われたことがある。
「ドラムは家族だ。だから基本的には無許可で人に触られるのをよくは思っていない。その場の状況にもよるだろうけど、人のドラムを許可なく叩こうとする人に、ノーと言える強さをもつことも大事だよ。」
とは言っても、
「ノー」と言う前に、既にぽんぽこ叩いて通り過ぎていく様な人たちは多い。
追っかけてまで、「無許可で叩くのは良くないですよ。」とも言うには、相手はあまりにも無邪気だ。知り合いやダンサーがぽこぽこ叩いている場合、暗黙の了解で、
「分かったよ。叩いていいよ。」と心の中で許可している。波風を立てることでもない。おじーもその辺のことはわかっている。
ただ、これがバイオリンや管楽器などなど、明らかに勝手に触ったら怒られるでしょ〜〜
という楽器と違い、
太鼓、パーッカションの皆さんは、
「みんなが自由に叩いてなんぼ。」の世界観がある様だ。。。(^^;)
どーなのこれ???(^^;)
ある意味、ドラマーの間では常識なのかもしれない、
「人の彼女に手を出すな!」
じゃなくて、
「人の太鼓に手を出すな!」が、ちゃんと存在している現場をみることができて、
しかも、若い女の子が言ったひとこと
「私のドラムだったら、触っても大丈夫だよ。(だけど、他のドラムは触っちゃ駄目だよ。←これは言ってはいないけど、そういう意味。)」
が、
嬉しかった。
目には見えない。でも感じることはできる。
ドラムに勝手に触ってはいけない。。
それは、人によっては何の根拠もないことに思えるかもしれない、
だけど、私たちは信じている。
目には見えない、だけど、そこにあるエネルギーを、そこにあるスピリットを、そこにある神様を。。。