さとちゃんとおじー 

低血糖症を煩い、仕事退職→結婚でサンフランシスコに移住。年の差国際結婚。太鼓叩き。アラフォー女子の生活。

食べるということ

久しぶりにいじけてしまい、1人、ぴーっと涙を流す。

なんてことはない、つまらない事、

私が作った料理をおじーが食べられなかった・・というそれだけの事だ。

 


私は料理が得意ではないけれど、料理をするのはそれなりに好き。
ただ、割となんでも美味しいと思って食べてしまうので、味に対して、鈍感なところがある。

 

それに対しておじー、料理は得意だし、私よりも遥かに良いものを作ってくる。
食材選びから慎重だし、自分の身体に何を入れるかに意識が高い。
だから、ジャンク・フードはまず食べないし、余り物を食べる・・という感覚もあまり無い。出来るだけいつも新鮮で良いものを食べる。(だからうちは食費がかかるんですけどね。。^^;)


わりと何でも食べちゃう私にとっては、もったいないから昨日の余り物食べよう〜とか、安く早く食事の仕度をすませる為に、このくらいの食事でいいんじゃないの?って感覚があったりする。

 

それに、


「食べ物を粗末にしてはいけない。だからどんな食べ物でも感謝して頂こう。」

「どんな食べ物でも頂こう。」

 

そんな風に思ってきたし、今でもうっかり思いそうになる。

 

だから、鮮度にこだわり、そして、時に食に対して神経質なおじーに対して、「???」と思うことが幾度かあった。


自分が低血糖症になって何を食べるか、何を選ぶか?の大切さを身にしみたはずなのに、健康な人であるおじーに、もうちょっと食に対して(作る人に対して、それは私。)情をかけてくれても・・・(^^;) と思ったりした。

 

過去にも何回か、私が作った和食をおじーが食べられない・・・ということがあって、それが私は悲しかった。

 

もちろん、私が作ったものでおじーが「おいしい!」と言って食べている料理もあるのであしからず。。。むしろその方が多いので、関係者の皆さまは心配しないでね。。笑


ただ、私が食べられて、おじーが食べられない・・っていう状況がね。。(^^;)

人と自分が味覚が違うのは承知してるつもりでも、なんだかガビーンと落ち込んでしまうんですよね。。。とほほ

 


まあ、もしかしたら私の味覚が本当に大雑把すぎるのかもしれないけどさ。。(結構ありえる。。。^^;)


そんなこんなで時々悲しくなっちゃうんですけど、逆に食に対しての新たな発見もあった。

 

おじーはこんな事を言う。

 

「このプロテインジュースは全く何も感じない。やっぱり前のに変えよう。」

 

ちなみに我々のプロテインジュースは、プロテインパウダー、スーパーフードパウダー(要は青汁系のパウダーです。)バナナ、ブルーベリー、ブラックベリーを牛乳と一緒にミキサーにかけている。

 

毎回、決まったプロテイン・パウダーとスーパーフードパウダーを使っているのだけど、たまには違うのを・・と、他のを試したところだった。

 

「プロテイン・ジュースとか、こういう栄養系のジュースなんて、そもそも美味しくないんだし、とにかく栄養がたっぷり入ってるパウダー買ってるんだから我慢して飲もうよ。」と私。

新しく買ったパウダー(プロテインとスーパーフード)は、いつも使用してるのより、お値段が高いものだった。必然的に、値段が高いんだから栄養値も上がっているだろう・・と信じて疑わない私。


結局、使い切るまで我慢して飲んだんですけど、おじーとの日々の生活の中で、おじーが言いたかったこと、私、なんとなく分かるような気がした。


「このジュースとは、コミュニケーションが取れない・・・。それは値段が高いからいいとか、そういうことじゃないんだよ。」こんな感じのことを言ってる。我慢して身体に入れる、盲目に飲み込む。。そういうことじゃないんだよと。


ちなみに我々、外食時は安くて美味しいレストランに行くんですけど(なので、そんなにたくさんないので、いつも同じところをローテーションしている・・)、一度、結婚のお祝いで、某超有名ホテルのレストランで食事したんですけど、

 

そこでおじーが言った言葉、

 

「美味しくない。」

 

これ、色々な同レベルのレストランの味を知ってる人が言うならわかるんですけど、我々みたいに高級レストランなんて全く行かない人が言うのは面白いな〜と思ったのを覚えている。


ちなみに、このレストランでの食事はお祝いだったのでお金払ってないんですけど、それでも「美味しくない。」と言えるおじーがすごいな・・と思った。(ちなみに、私にだけ言った言葉です。)私だったら、高級レストランでご馳走してもらっているというだけで、先に高ポイントをつけそうだけどね〜〜。笑 


以前、こんなことを書いたんですけど

satocomedy.hatenablog.com

 
おじーにとって、食べるということはスピリチュアルなこと。



だから、おじーは時間をかけて作る料理を厭わないし、丁寧に味付けされた料理を出してくる。


ガンボスープなんて、3日がかりだったしね。。(^^;) これ↓

satocomedy.hatenablog.com



おじーが食べることを大切にしている姿勢から、食べ物に対する敬意も感じる。
空を見たり、自然の中を歩くことを大切にしているのと同じ感覚がある。

高級と言われているお店だろうが、安かろうが、実は関係ない。
おもてなしされてようが、おごってもらってようが関係ない。

 

目の前の食べ物と、おじーがコミュニケーションできるか・・。
そこがポイントらしい。

 

食に対して大雑把で、食べられれば何でもよいとコンビニ、ファミレスを頼り、スーパーでお得な値段の元気ない食品を選び適当に料理をし、それで食べた気になっていた私は、結局、別名、重度の栄養失調という低血糖症になってしまった。

 

ちなみに昨日、口内炎ができたので、辞書で英語を調べて「口内炎ができた。」と、おじーに言ってみた。

おじー、口内炎という単語がぴんとこなくて、よく分からない。。と言っている。

「だからー、口の中にポツってできるやつで、痛くなるやつだよー。」みたいな説明をしていてふと、「おじー、最後に口内炎になったのいつ?」って聞いてみた。

「うーん、ちょっとそれがなんだかよく分かんないけど、多分、子どもの時だと思う。」と応えるおじー。

もう一度、辞書で調べ直して、他の言い回しで口内炎を言ってみたところ、おじー、納得。そしてやっぱり、

「最後に口内炎になったのは子どもの時だね。。」


えーと・・・・(^^;)


頻繁になるものではないにしても(と言っても、低血糖症状が強かった時は、しょっちゅう口内炎ができてたけどさー)、大人になってから1回くらいは、いや3回くらいはあるんじゃないの????


びっくり。。。


まあ、私の感覚でびっくりなだけであって、世の中には口内炎と縁がない人がごそっといるのかもしれないけどさ。。。まあ、もしかしたら、人種によって口内炎になり辛い・・とかもあるかもね。。


というわけで今日は、つまるところ、よくある夫婦のあるある問題を取り上げてみました〜〜。作ったものを旦那が食べなくて・・・という愚痴、結構、あっちゃこっちゃで目にするもんね。(^^;) てか、来月で結婚1年になるけど、考えてみれば、新婚ちゃ、新婚だもんね。。。我々。ま、食の好みの違いもあるわな。。アメリカで和食作ってるんだしね、私。素材がそもそも違うじゃん!(って言い訳〜〜)

 


ただ、よくある、夫婦あるある〜〜でもあるんだけど、おじーの食べ物に対する姿勢が、口内炎知らずだったり、日本帰国時にスーパー銭湯で茶化しでやった自動健康測定でA判定(ちなみに私はD判定)が出ちゃったり、時間をかけて丁寧に料理したりしてるんだから、

 

例え、私の料理を食べられないという私にとって悲劇が起ころうとも、



おじーが自分の身体に入れるものを選ぶその姿勢は、そのまま貫いて欲しいなーと思う。


ちなみに、食後、落ち込んで黙り込んでしまった私を心配して、レモンジュースを作って持って来てくれたおじー。サプリもしっかり飲んで、食べて、休息してる生活をしてるのに、私はなんとまた風邪を引いて咳をしている。週5で働き、ドラムも週3で叩き、ちょっと疲れた〜といっている70歳は、今日も筋トレしてましたとさ。

f:id:Satocomedy:20171218143702j:plain

マヤ料理。我々が頼っているレストランの1つ。おいしい。