さとちゃんとおじー 

低血糖症を煩い、仕事退職→結婚でサンフランシスコに移住。年の差国際結婚。太鼓叩き。アラフォー女子の生活。

祭壇作りの勧め:DIA DE LOS MUERTOSに寄せて

おじーが「祭壇作るから、ちょっと手伝って〜。」ということで、休日の土曜日、おじーの仕事場の小学校に行ってきた。

 

何の祭壇?と思ったら、" DIA DE LOS  MUERTOS"というメキシコの死者の祭り(要はメキシコのお盆)用の祭壇だという。

 

がい骨が可愛らしくメークアップされて、ずらりと並べられているあのお祭りです。

で、分かる人はいるかな??(^^; ) 私はあまり詳しく知らなかったんですけど。。

 

おじーは音楽の先生なのだけど、週一回、美術も教えている。というわけで、学校からおじーに祭壇作りのリクエストがあったらしい。

 

ちょうどタイミングがハロウィンと同じ頃なので(色々、関連があるのだと思いますが、自分で調べて下さい〜〜。)なんとなく、サンフランシスコは10月31日に向けて盛り上がっている気がする。まあ、サンフランシスコは年中、お祭りしてるという気もするけれど。。

 

さてさて、祭壇作りの目的は、子ども達がこのイベントの意味を理解すること。

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というわけで、説明書きをぺたぺた貼ったり、祭壇の部分を組み立てたりで、あっと言う間に4時間経過・・・。疲れた〜〜〜。(><)

 

 

70歳と、40歳@低血糖症としては、ガランとしたうすら寒い廊下で作業できるパワーは4時間が限度・・・ということで、この日はこれにて解散。

 

あるもので手作りするにも限度があるっちゅーの・・・ということで、本日は、祭壇に飾るあれこれを買い出しに行ってきました!

このお店↓ 大好き💓

Photos for Luz De Luna - Yelp

 

で、このお店でおじーと二人してワクワクお店を見ていたら、偶然、アフロヘイシャンのダンサーさんに遭遇!

 

おじーが、「これこれこーで、小学校で祭壇作ってるんだよ〜。」とダンサーさんに語っていた会話をお店のおばちゃんが聞いていて、おじー、お会計で10%引きしてもらう。

 

そして、私も思わず自分用とプレゼント用にこれらを購入。

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ハートを持っている手の飾りは、お店のおばちゃんもお気に入りとのこと。「愛のエネルビーを伝える大切な飾り物だから、プレゼントする時はそれを伝えてね。」とアドバイスを頂く。このがい骨の方は、お砂糖で出来ています。

 

「あなたも学校の先生なの?」と聞かれたので、「いえ、私はあのお方の妻です〜。」とおじーを指さす。

 

とっても良い感じのおばちゃんで、お会計が終ってお礼を伝えようと思ったら、

 

あれ???いないから〜〜〜〜!!!!(><)

 

私がメールアドレス打ってる間(カード決済でレシートがメールに飛んでくるという仕組み)の数秒間に消えてるし・・・・(^^;)

 

まあ、忙しいのかもね。。(そんな忙しい様には見えなかったけど・・)

 

と思って、おじーとお店を出たら、おばちゃん、軒先にいて、マリーゴールド(1束5ドル)を3束くれた。おおっ!!!(おじー既に2束買っていたので、合計で5束になる。)

 

なんか我々のことをとても気に入ってくれたらしい & おじーが小学校で祭壇作ってるっていうのが、嬉しかったみたい。あ、申し遅れましたが、お店のスタッフはみんなメキシコ人でした。

 

この死者の日のお祭り、マリーゴールドのお花がわんさか飾られるのも特徴の一つらしいです。

 

ちなみに、マリーゴールド様、今、家で休んでおられます。どわっ!!

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で、私は思ったのでした。

 

私も祭壇を作るぞ!と・・・。

 

で、作ってみました。

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祖先、故人に思いを馳せる死者の日。

 

ということで、祖先、故人にまつわるのもや、大切にしているパワーストーンなどを飾ってみました。

 

ちなみに、私はこっちに亡き祖父母の写真を持ってきておらず(というか、そもそも紙の写真を持ってきてないです〜〜^^;)、その代わり・・というわけではないのですが、私の父方、母方の祖先が両方とも馬に関係しているので(馬の牧場、馬車屋)、馬を飾りました。

 

他に形見で頂いたもので手元にあるもの等を飾っています。

 

 

このカラフルなお花は近所のスーパーで。最近は、お花を買ってお家に飾るのが好きなんですけど(だって安いんですもの。)、今日はちょっと奮発よ!

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本場メキシコの死者の日の祭壇からみれば、色々インチキ祭壇なんですけど、ただ、死者の日が故人、ご先祖様を偲ぶ事だとすれば、私はこの祭壇作りで目的を果たす事が出来たかな・・なんてちゃっかり思っています。

 

8月に日本に帰国した時におじーとお墓参りをしてきたけれど、アメリカに住んでいると、日本の風習からどんどん離れて行く自分がいる。で、ふと、実家に仏壇はあったけど、一人暮らししていた時は、仏壇無かったよな・・(まあ、一人暮らしの人で仏壇持ってる人の方が珍しいかもしれなけど・・)まあ、お盆の頃や何かの時に、実家に帰ればいいんだろうけど、ただ、忙しかったりすると、色々気持ちの上でないがしろにしてたこともあった様な気がするな。。。

 

なーんて思ったのです。

 

気がつけば、祖父母の命日を忘れている(すみません。。)、先に他界してしまった大事な友人達の命日を、過ぎてから気がつく・・・(ごめんなさい。)

 

言い訳ですけど、忙しかったり、具合が悪かったりすると、日々は矢の様に飛んで行き、自分のことで精一杯。

 

だからこうして、町中で、やれハロウィンだ、死者の日だ、とやっているのに便乗して、祭壇を作りながら故人を思う時間を作ることができるのは、個人的になかなか良いかも・・・と思いました。なにより、飾り付けが楽しかった!!!

 

で、私はこの「楽しかった!」が一番大事だと思っていて、楽しいから故人を偲ぶことができたと思ってます。楽しい時が、一番、感謝の気持ちが湧きやすい。仮に故人との間に思い出したくない記憶があったとしても、楽しい気持ちが跳ね返してくれると言う感じ。(まあ、私の場合ですけど)

 

というわけで、祭壇作り、良いんじゃないでしょうか。個人的にお勧めです。

 

今回は死者の日に関連してみたんですけど、お誕生日の祭壇でも良いし、記念日の祭壇でも、とにかく「特別な時間」を過ごす時に、祭壇を作るのは良いんじゃないのかなと思います。

 

自分の好きなものや、好きな時間を思い出すものを並べて、お祝いする特別な時間。

瞑想みたいな時間、場所。

 

実はとても大事なことなんじゃないかな。。なんて思ったり。

 

 

ちなみに、おじーは9月に弟を亡くしたばかり。

私が作った祭壇をみて、「いいよ、これ!」と喜んでくれた。おじーが喜んでくれて私も嬉しいな。