さとちゃんとおじー 

低血糖症を煩い、仕事退職→結婚でサンフランシスコに移住。年の差国際結婚。太鼓叩き。アラフォー女子の生活。

海外不適応??友達ってどうやってつくるのさ!! その後のお話

半袖で歩けるくらいの暖かい日のお昼、英語のクラスが急遽お休みになってしまったので、仲良しのクラスメートとランチをした。

 

実は、おじー抜きで、誰かとお食事するのは初めて!(お食事どころか、お茶とかも無かったし〜。笑)

 

私が夢にまで見ていた、「サンフランシスコでお友達のいる風景」が実現!キラーン♪なんて(^^;)、そんなに意気込む程のことでもないのですが。。。

 

クラスメートのメリー(仮名)は、ドイツ育ちで両親がギリシャ人。彼女の国籍はドイツ。旦那さんの赴任でサンフランシスコにやってきた。サンフランシスコの前はロンドンにいたという。

 

たまたま、英語のクラスで隣の席に座り、お互い同じ英文法のテキスト(クラスの教材じゃないもの)を持っていたことから話が弾み、年齢も近いし、お互い既婚、とにかく話しやすい。最近クラスに入ったばかりで、更に週2しかこないというレアキャラのメリー。毎日顔を合わせてても、そうそう親しくはならないクラスメート・・という状況が続いた中で、メリーは彗星のごとく現れた。

 

と、そんなメリーが面白い話をしてくれた。

 

メリーは子どもがいるので、子どもを連れていく遊び場がメリーに取っての社交場にもなるのだけど、ドイツ人にもたくさん会うのに、ドイツ人の友達がいないという。逆に、ギリシャ人の方が人懐こくて、すぐに仲良くなっちゃうとのこと。ランチしたカフェも、そんなギリシャ人のお友達に教えてもらったんだって。

 

メリーの両親はギリシャ人だけど、彼女はドイツ人。ギリシャ語も話すけど、彼女の母国語はドイツ語。ちなみに、ドイツ人はメリーにとってどんな感じかというと、そっけない、または無視される、だそうです。。ちなみにこれ、私も似た様な経験があって、「あれ?日本人かな?」と思って、ニコッとしてみたら、思いっきり無視されるとかね。。 もしかしたら、日本人じゃなかったのかもしれないけどさ。。(でも、これ、数回あるんですけど。。^^;)

 

まあ、みんなそれぞれ、色々あるのね。。

 

ちなみに、そんなこんなで、マイペースながらも、なんとなく慣れてきたかも?と思えるくらいの気楽さが出てきたかなと。

 

前に、こんな記事を書きましたが↓

satocomedy.hatenablog.com

 実はこの記事を書いた後ぐらいに、大きな孤独の日々が訪れてしまい、一週間位、泣いて過ごしてしまったことがあった。天候も曇りや雨で良くなかったのと、それに伴うかの様に体調もあまり良くなかった。(要は低血糖の症状がわりと強く出てたということです。)3ヶ月も経ったのに友達もいない、私より後に入った生徒の方が皆と楽しくやっている、私は相変わらず英語で苦労している・・・頑張っても、報われた気持ちになれない。。あれや、これや・・と、自分を責めたり、落ち込む日々。

 

そんな時、こちらのブログを見つけて、衝撃を受けたとともに、自分だけじゃないんだなって、ちょっと気持ちが楽になったのを覚えている。「海外不適応」、ズシッとくる言葉だけど。。

english-life-essay.seesaa.net

 

結婚して海外に暮らすということは、英語の学校だけではなく、おじーと一緒にあっちこっちに出かけ、または家にお客様が来て、そこで会話をすることになる。おじーがミュージシャンとして、教師として多くの人に慕われているので、それが逆に私を緊張させたりもした。おじーの妻である私が、英語もしゃべれないただの馬鹿と思われたら、おじーにも申し訳ない。。。みたいな、変なプレッシャー。。

 

 

というわけで、ストレスだったのです。。。

 

学校で英語が通じないのにも打ちのめされたけど、アメリカ人との会話は、通じないじゃなくて、もう、入っていけない。。のレベルだったし、自分も会話することにすっかり緊張しちゃってるから尚更・・・。居心地悪くそこにいる自分を、本当に何度も何度も嫌になった。おじーがその度に、親身にサポートしてくれたけど、そうさせる自分をもっと嫌になっちゃうという・・

 

上記のブログにもあるけれど、最初のうちは色々できない自分も許せる、日本とは違う環境に興奮している。でもそれがだんだん、アメリカで生活をするという現実がみえてくる。挨拶以外のコミュニケーションができず、相手にしてもらえない、無視されるということも何度も出てくる。ニュースは毎日の様に銃が絡んだ殺人事件を報道し、日常生活の中でも、ひやっとする事を体験したりする。

 

今思えば、私もこの海外不適応に足を突っ込んでいたのだろ〜な〜。

 

じゃあ、何が私を助けたかと言えば、生活に慣れるためのある程度の時間と、そしてやっぱり英語。なんだかんだで、話すこと、聞く事に慣れてくるので、めちゃくちゃな英語でも会話ができる様になってきたなと。

 

あと、精神面では、自分がおじーと共に太鼓を叩かせてもらっているドラマーであるということが、私に強さをあたえてくれてたと思う。辛い時もドラムは叩き続けたし、ドラムを叩いてる間は何も考えず夢中になれたしね。

 

で、「結局、友達はいるのか?」と聞かれたら、メリーを友達だと思ってるけど、そもそも何をもって友達っていうんだっけ??と、なんだかトモダチ浦島太郎状態の私。。(^^;)

 

でも、メリーも、そして他のクラスメートも、ドラマーの先輩達、ダンサーさん、スーパーの魚介類担当の顔なじみのお兄さんも、皆みんな、私の生活にとけ込んできていて、なんだかもう、それでいいじゃないか!!と思うのです。

 

色々なお友達がいて、パーティーしたり、一緒に遊んだり・・・そんな華やかな「ザ・海外生活」の世界からはほど遠いかもしれないけど、私は今、この生活にかなり満足しているぞ。自分のペースでいいか〜と思えるこの自分。(^^) イエイ

 

今、ドイツに戻っているメリー。「また帰ってきたらランチしよーねー」って言ってハグしておわかれ。なんだか約束できることがとても嬉しかった!

 

ゆっくりでいいし、少しづつでいいから、自分がこの地で、誰かと繋がれることを広げていけたら嬉しい。ただただ、シンプルにそう思う。

 

そして最後に、直接会う事は難しくなってしまったけれど、いつでも心は寄り添ってくれている日本の大切な家族、友人達に。「本当にいつもありがとーーーう!どれだけ心の支えになってもらっていることか!!!」そして、もちろん、おじーにも「ありがとーーう!!」

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先日、日本から届いたお手紙。すっかりインターネットに頼り切った生活をしてる私ですが、こうして海を渡って届けられたお手紙にジーンとしてます。それにしても、我々日本の文化はなんとオシャレなんでしょう!!外国の地で改めて、日本の文化に創作意欲を掻き立てられる私でした。何を創作するのかは、今のところ不明ですけど。。笑

 

 

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詳細はこちら。

satocomedy.hatenablog.com