さとちゃんとおじー 

低血糖症を煩い、仕事退職→結婚でサンフランシスコに移住。年の差国際結婚。太鼓叩き。アラフォー女子の生活。

サンフランシスコの駐車事情その2:予め罰金の予算を組んでおくこと。

その1では、駐車事情についてお伝えしましたので、今回は、それに付随して起こる「サンフランシスコ 駐車違反の罰金事情」をお伝えします〜〜。

satocomedy.hatenablog.com

 

ただ、この記事、実はとっても書きたくな〜〜〜い。(><)

だって罰金取られた思い出なんて、思い出したくもない。。忘れたい。。お金をとりもどしたーーーーい!!!んですもの。。(泣)

 

気を取り直して・・、そんなこんなで車社会アメリカ、サンフランシスコ。

 

車道は、日本に比べるととても広ーい。大概が2車線で、それにプラスして駐車可能車線があったりする。自転車用車線もあったりする。バス専用車線もある。ちょっとややこしいぞ。。(^^;) 

 

ちなみに、自転車が歩道を走れば、歩行者に注意され、自転車用車線にちょっと車を寄せると、バイカーに文句を言われるという・・・。ちなみに、前者のバイカーを注意したのはおじーで、後者のバイカーに注意されたのは、おじーと私。ごめんなさい。

 

余談ですが、車が自転車車線に駐車しているのはよく見かけます。。(^^; )はい、でも気をつけます。

 

さてさて、サンフランシスコの駐車場、そもそも、スーパーでもない限り、大型の無料駐車場がないので、あとは駐車スペース可能な車線に車を止めることになります。

 

この、駐車可能な車線というのも2種類あって、その1にも書いた様に、家の前の通りみたいなとこは無料(ただこれも、ルールがきまっている。)、大通りに面しているところには、道の脇にメーターがついていて、そこに前払いでお金を入れるというシステム。このメーター、6分で25セント(30円位かな)。警察から派遣されているSFMTAという皆さんが、くまなく見回りをしていて、ちょっとでも時間を過ぎようもんなら、はい罰金。

 

ただ、運良く見回りがなければ、ちょっと時間を過ぎても問題なし。ただ、彼ら、歩合制・・という話もあって(これはあくまで聞いた話)、けっこうがっちり取り締まっている。腹が立つくらい、取り締まっている。。

 

こないだESL(英語のクラス)のクラスメートが、1ヶ月で300ドル(3万円強)くらい持ってかれたと言って肩を落としていたけど、これ、全くもって笑えない・・・。私なんて、こないだ罰金の怒りで(家で)大暴れ。いやね、違反しているのはこちらなんですけどね、分かっているんですけどね、でも、怒っちゃうんですよ〜〜〜。なんで、数分の遅れだけで、1万円近い罰金を払わなきゃいけないんだよ〜〜って。(こういうのを逆切れといいます。。はい、失礼しました。。)

 

ちなみにこのSFMTA、時には車ごと持ってっちゃうケースもあるらしく、内輪のオークションもあるらしい。。(これも聞いた話なので、真意は今のところわからない。今度調べてみます〜)

 

とにかく、おじーと、これからは何が何でも気をつけようね!!!と誓い合い、今のところ、事なきを得ている。ただ、晴れ時々呑気な我々、そして、手強いSFMTA、一応、罰金も家計に含めておいた方が、後で私の大暴れの度合いも違うので、前もって準備はしておきます。いやいや、もう絶対に罰金なんて払いませんけどね!!気をつけますから!!

 

ちなみにこんな記事見つけた。2014年のことだから、今はどうなってるのかな。。

priceonomics.com

この記事によると、2012年度の収益で

 

駐車メーターでの稼ぎ  $ 47,119,999

罰金の稼ぎ       $ 87,263,867  

 

メーターの2倍くらいを罰金で稼いでいるってことなんですね〜〜。すごいですね〜〜。恐ろしいですね〜〜。記事のタイトルにもなってますが、駐車メーター(罰金)産業として、立派に成り立っているんですね〜。素晴らし〜〜〜〜なんて、言ってられません。。ちょっと、システム自体見直した方がいいんじゃないの??と思うけど、この辺、色々難しいんだろうな。。廃棄ガス問題とかで、車から自転車や公共の乗り物に移行するよう、強く推し進める目的もあるみたいだけど、・・悲しいかな、坂は多いし、日本の都市部みたいに色々便利か・・って言われるとそうでもないし。。うーん、どうなのかな〜〜。

 

なんにせよ、我々が違反しているとは分かっていても、SFMTAを逆恨みしている私。。キー。(><)

 

でも、こんな事もあった。

 

以前、おじーのところに短期で滞在した時の話。

 

おじーと二人、レストラン帰りでちょっと車に戻るのが遅くなってしまったのだけど、運悪く、車に戻るちょうどその時、SFMTAの人が罰金チケットに書き書きしようとしていた。

 

信号機のところから大声で「我々ここにいまーす。もう車どけまーす。」と必死に叫ぶおじーと私。叫び声もむなしく、チケットに黙々と書き込む、アフリカン・アメリカンのSFMTAの人。

 

「ヘイ、メン、たったちょっと遅れただけじゃないか〜〜」とすがりつくおじー。

「規則なんでね。ごめんよ。」意外と礼儀正しいSFMTAの人。(人によっては、横柄な人もいる。)

 

と、そこに、車道の右側から車の窓から身を乗り出して「オーマイガッ、ミスターおじー。」と言って、おじーの職場の同僚が過ぎ去って行った。と、同時に、今度は左側から、「オー!ミスターおじー、お気の毒に・・」と言って、SFMTAの人にブーイングして通りすぎる車。こちらもおじーの知り合い。

 

SFMTAの人「あなた、人気ものなんですね。」

 

苦笑いのおじー。

 

というわけで、泣く泣く、罰金チケットを切られてしまった我々。。。とほほ

 

が、実は後日談があり、私が日本に帰国してしばらく経った頃、おじー、このSFMTAの人にばったり遭遇。というか、このSFMTAの人が、おじーの車に気がついて(なんせ、ボロいですから。。)、おじーがいるお店に入ってきた。

 

「やあ、元気かい?」なんていう会話をした後、「こないだは悪かったね。代わりに今回、ちょっと見逃してあげるよ。」(実はこの時、おじーの車、ちょっと駐車時間を過ぎていたらしい。。)と言ってくれたとのこと。

 

そして、最後に「君の友達(私のこと)、元気にしてるのかい?」と聞いてくれたそうな。

 

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おじーと、おんぼろ車。でも、この車のおかげで、車の盗難もなく(サンフランシスコでは、いや、アメリカでは??車も盗まれるよ〜〜ん)、快適な生活をおくれている。といっても、かなりガタがきているので、いたわりながら大事にしてます〜。