アフリカンであるという誇り
エルビス・プレスリーという、誰もが知ってる大スターがいる。
キング・オブ・ロックンロールと言われている人ですな。
私はあんまりプレスリーの事を良く知らないのだけど、先日、ESL(英語)のクラスでいくつかみた音楽の動画の1つがプレスリーだった。大好きな白人おじいちゃん先生が、ざざっと授業でアメリカの音楽の歴史をレクチャーしてくれたのだ。
ちなみにこのおじいちゃん先生、ブラックミュージックが好きみたいで、普段からそれを物語る言葉が随所に現れていたのだけど、今回はそれが一気に噴出していたぞ。
偉大なブラックミュージシャンの動画をいくつか見た後、生徒がリクエストしたのか、先生が決めたのかよく分からないけど、プレスリーの動画が出てきた。
「プレスリーはミシシッピーで育って、ブラックミュージックにとても影響を受けてるんだよ。」と先生。
プレスリーの音楽といえば、「オンリーユ〜〜」とか「マ〜〜イウェ〜〜」、とか、知ってるのもあるけれど、今回見た動画は、上記の超有名な曲ではなくて、恐らく、ロックンロールと言われるコテコテな感じのプレスリーだった。
で、これをみた私、とにかくプレスリーのことを良く知らないので、思わず、「これはパクリではないのかい!?」と思ってしまったのですよ。(これは私の勝手な感想です。あしからず。)10年以上前、ジャンプ&ブルース等、その辺りのブラックミュージックを聞いていた時期があったのだけど、その頃の事が、プレスリーの音楽で突如、フラッシュバック。
「これは、アフリカ系の人達は、プレスリーの事、良く思ってないんじゃないかな〜?」と思い、白人おじいちゃん先生に、「プレスリーは、アフリカ系の人達からどんな評価を得ていたのですか?」と聞いてみた。
ちなみにこの質問、アフリカ系であるおじーに聞けばいいんだけどさ、私はそこをあえて、アフリカン・アメリカンに対してとても理解の深い白人おじいちゃん先生に聞いてみたかったのですよ。
私の英語が上手く伝わらなかったのかもしれないが、先生の答えは、「彼はミシシッピーで育ったんだ。彼の音楽はいいではないか。」というものだった。うーん、答えになってないような・・・。(^^;) そのまま、プレスリーを楽しむ先生。音楽が本当に好きな様子。先生の気持ちは分かったよ。私の変な質問に答えてくれてありがとーう。
ということで、おじーに聞いてみた。
「エルビス、嫌い。」
やっぱりそうか。。。(^^;)
ちなみに、日本だと「プレスリー」という呼び方が流通してるけど、こっちだと、エルビスも付けないと、「プレスリー?なにそれ?」という反応。名字だもんね。そもそも。(ちなみに、おじーに言われるまでそのことに気がつかなかった私。てへへ)
会話は続く。
私:「ちなみに、アフリカン・アメリカンの人は、エルビスのこと、どう思ってるのかなー?」
おじー:「好きじゃない人、多いと思うけど、他の人のことはわかんないな〜。今夜、ドゥルーピー(仮名:おじーの太鼓仲間。)が来るから聞いてみれば?ちなみにドゥルーピー、白人とアフリカンアメリカンのバイレイシャル(ハーフということ)だけどね。」
そうか。これはなかなか興味深いぞ。。ドゥルーピーが来たら聞いてみよう。
ドゥルーピー登場。
事前におじーからドゥルーピーに会話の主導権を与えすぎない様に・・と、言われていたのだけど、主導権を与えるもなにも、入り込む隙なくしゃべりまくるドゥルーピー。どこで息継ぎしてんだろ。。(^^;)
隙間を狙って、ドゥルーピーに質問してみた。
「エルビス、嫌い。」
ドゥルーピー、白人とのバイレイシャルと言っても、見た目はアフリカン・アメリカンだしね。あなたがアフリカン・スピリットを大切にしていることは、前々から知ってるよ〜。そもそもアフロのドラマーだしね。
「俺の親父がね、これがどうしようも無い人で、俺が小さい時に両親が離婚したんだけど、彼はエルビスに曲をいくつか書いててさ〜。エルビス自体はよいミュージシャンかもしれないけど、結局、彼ら(プレスリーを取り巻く音楽産業を指している。)は、俺たちアフリカ系から盗んでいるんだよ。」
おおっと。タイムリーに、プレスリーネタで曲を提供している人の話まで聞けるとは!!
ドゥルーピーの話は続く。
「でも、ピアノも、サックスもトランペットも、ジャズで使われている楽器は、アフリカのカルチャーには無かった。全部、西洋、白人文化から入ってきたものだしね。でも、それを使ってジャズができた。だから、こうやってミックスされて発展していくのはいいと思うんだよ。俺もおじーも、アメリカの歴史、音楽の移り変わりを直に見てきた。だから、ブラックミュージックが盗まれているという状況に怒りを感じている。今は時代がどんどん変わっているからね。これからの世代のアフリカン・アメリカンの子達がどう思うのかはわからないな。」
うーん、なるほどな。。。
少し話しは脱線するが、NIGGAという言葉がある。あえて音にすると「ニガ」が近いかな。そしてもうひとつ、NIGGERという言葉がある。こちらは「ニガー」。
前者のNIGGAは、アフリカ系の人達が、自分たちのルーツがアフリカであることを誇りに思うという意味も込めて、家族、親しい人、同士にむけて使っている言葉。おじーによると、アフリカ系の人だけが使う言葉だったとのこと。後者のNIGGERは、差別用語として白人の間で、アフリカ系の人を指す言葉として使われていた。
時代は移り変わり、昔のように極端な人種差別が無くなっていった中で、NIGGERという言葉も、昔の様に頻繁に使われることもなくなってはきた。
が、しかしそのかわり、NIGGAという言葉が出回ってしまった。
白人だけでなく、アジア系など、ヒップホップ好きな若者を中心に人々の間にどんどん広がっていくNIGGA。
上記に書いたように、このNIGGAという言葉は、アフリカ系の人達だけが使う特別な言葉だった。
この言葉をアフリカ系ではない人が使っているのを初めて聞いたおじーは驚いた。そして、直接本人に、「私の前ではこの言葉を使わないで欲しい。」と言っていたという。おじーにとっても、それだけ大切な言葉だったのだ。
おじーの願いはむなしく、どんどん広まっていくNIGGA。いつしかおじーは、耳にイヤホンをあててやり過ごす様になってしまった。
アフリカンであるという誇り。
過酷な状況に耐えながら生きてきた人同士だからこそ使える、特別な言葉。代々、守られてきた言葉。
NIGGAという言葉を使っているアフリカ系以外の人達の中には、アフリカ系の方々、カルチャーに対して、多大な尊敬の意を表して使っている人達もいるだろう。ただ、おじーが今も悲しそうに話しているのを聞いていると、それでもやはり、踏み込んではいけない域というのがあるような気がしてならない。
ご参考の動画。たまたま、今、TVでブラックヒストリーの番組がやっていて、取り上げられていたのでご紹介。彼らがラップで言っているのが「NIGGA」です。ちなみに、このグループ『N.W.A』は、Niggaz Wit Attitudes(主張する黒人達 by wikipedia) の略。有名なヒップホップグループだそうで、知ってる人も多いのでは?(私はおじーに今、教えてもらいました〜〜。もう解散しちゃったとのこと。)
ドゥルーピーの言う様に、これからの世代のアフリカン・アメリカンの子達がどう思うのかはわからない。きっと、NIGGAもまた、プレスリーの偉大な功績の様に、アフリカンカルチャー発祥としての市民権を獲得していくのかもしれない。
ちなみにこのNIGGAという言葉、同じアフリカ系同士でも、使うのを反対している人もいるとのこと。
あと、いくらNIGGAが広まっているといっても、絶対使わない方が良いです。バイオレンス・アメリカ、人によっては何があるかわからんよ〜。
夕日に向かって、ホラ貝を吹くおじー。きまってる〜〜♪
と思ったら、遠く、上の方から声がして、「ちょっと、静かにしてもらえます〜??」と苦情。。。(^^;) 振り返ると、「何でこんなところに住んでんだよ〜〜。」というようなところに家が建っておりましたとさ。。ごめんなさいね、気がつかなくて・・・
サンフランシスコの駐車事情その1:てかそもそも、止めるところないですから〜〜
私は免許を持っていないので、よく車社会のルールが分かっていないのだけど、とにかく、サンフランシスコは車社会なので、車にまつわる様々な問題がある。
今日は問題その1、駐車するスペースがないのだよ〜〜をご紹介!
といっても、これ、結構深刻な問題。
基本的には家の前の通りに無料で車を止められるのだけど、これは早い者勝ち。ほとんどの場合、夜18時を過ぎると、家の前でも、もう駐車スペースないですから〜〜。(><)駐車スペース求めて三千里している車が、通りを彷徨っている光景をよくみる。。そして、我々もよくやる。。。
ちなみに、自分で駐車場を持っている人もいるのだけど、この場合、駐車場が使える様に、そのスペースには車を止めてはいけないことになっている。駐車してしまうと、誰かが通報して罰金。
うちみたいに、一家に1台の車ならまだ良いのだけど、一家に3,4,5台と抱えている家もありブーイング。おじーによると、一軒家に3〜4家族住んでいるということもあるそうだけど、4、5台車を抱える人に限って少人数の暮らしをしているらしい。
駐車スペースをめぐっては、近所トラブルになることもある様で、昔、おじー含む、この辺りのご近所さんの車がパンクさせられるという悪質な嫌がらせがあったとのこと。
この犯人、1人で何台もの車を抱え込んでいる人で、他にもマナーの悪さで知られていたらしいのだけど、うっかりご近所の1人が警官だったということを知らず、警官の車もパンクさせた。
さて、これに怒った警官、彼の所有している車の全部のタイヤをパンクさせてしまったとのこと。(もちろん、ひっそりとね。。^^;)
お、警官やるね〜!!と、話を聞いていて思ってしまった私。腹を抱えながらヒーヒー思い出し笑いをしているおじー。を見て、更に笑う私。
清く正しく美しくでは、サンフランシスコでは到底生きていけないでしょう。(^^;)
だって、本当にいろいろな困ったさんがいるんですもの〜〜〜。
ちなみに、犯人も警官ももう引っ越しちゃったとのこと。
みんな、もっと日本人を見習って、和を大切にせなあかんよ。本当に。
死を選んではいけない。そんなことは知っている。
サンフランシスコのこの家に、寂聴日めくりカレンダーがある。
これ↓ 母が送ってくれたもの。毎日、ペリペリめくっている。
日本ではもう14日のバレンタインデーだと思いますが、こちらはまだ13日。
というわけで、今日のお言葉は上記の通り「自ら死を選んではいけません。神様仏様から戴いた命です。自分が生まれようと思って生まれたわけではありません。自分勝手な考えは捨てましょう」という内容だ。
私はこれをみて、非常に不愉快なのですよ。ぷんぷんぷん。
死ぬか生きるかを本人が選択できる前提が書かれているが、そもそも、死を選ぶ人に生きるという選択肢はあるのだろうか?
死ぬという道しかなかったから死んでしまった。大部分の人はそうなのではないかと思う。
私が煩っている低血糖症というのは、一言でいえば血糖値の乱れからくる様々な症状のことをさすが、その中には鬱もあればパニックもあれば、統合失調症あれば・・・と、メンタルの病気とされるものも幅広くカバーしている。
逆を言えば、鬱等の診断をされる人は、血糖値の乱れが起こっているという見方もできるわけで、実際にそれを自分のクライアントで確認した心療内科の先生もいるという話もきいたことがある。
心身ともに病気にまつわることは、あくまで自分の体験上のことしか言えないけれど、私がガクンと具合が悪くなった辺りは、日々、「死にたい」、または「誰か私を殺せ、」という言葉が呪文の様に頭を駆け巡っていた。ただ、一方で、「みんな大変な思いをして生活しているのだから、私だけでなくきっと多くの人が同じ様な言葉がグルグルしているに違いない。」と思っていて、呪文をさほど気に止めなかった。それが既におかしい状態だったと気付いたのは、大分回復してからの話だ。
一応、ご参考まで。
2回、特にしんどい時があった。。
1度目は、専門のクリニックで検査を行い、「あなたは低血糖症です。」と診断された直後だった。医師から、生活についての注意事項を聞き、専門の血液検査の結果が出るまでのつなぎとしてサプリメント(ちなみに高額なのだよ、このサプリメントが・・・とほほ)を処方された。
医師からのアドバイス通りの生活、つなぎだとしても処方されたサプリメントを飲めば、少なくとも、今自分がいるひどい体調不良の状態は、少しは改善されるだろうと思っていた。この頃は、もうほとんど仕事ができる状況ではなかったが、それでも、サプリ飲んでるんだし、食生活等も気をつけてるんだから、昨日の私よりはマシだろう・・と思って仕事に取り組んでいた。
マシになるだろうと期待していたのに、期待に反してどんどんひどくなる頭痛を始めとする様々な症状(あの頃は、頭痛、動悸、ふらつき、疲労感はほぼ常態化していて、それに、耳鳴り、血の気が下がるとか、とにかくいっぱい変だったぞ・・)。
家に帰っても続く症状。食事に気をつけても、サプリを取ってもすぐには良くならない・・・ということに自分で落ち込んでしまって、ベットに横になってからは更に激しい頭痛と破壊的なメンタルへの攻撃が始まった。このメンタルへの攻撃が、下手すると人を死に至らしめる。または、誰かを殺してしまうかもしれない狂気にもつながりかねないと思う。
号泣しながら、床を這いずり回る私。頭痛がひど過ぎて、助けを求める・・という行動もできない。。「私を殺せ」とぶつぶつつぶやきながら、部屋を徘徊。まったくホラーの世界ですな。。(^^;)
このホラーの時間がいつまで続いていたのかもう記憶がないけれど、私の場合、数時間経てば血糖値が落ち着いてくるので、徘徊の疲れと血糖値が徐々に安定期に入ってきたことで、なんとか事なきを得た・・という感じ。
ちなみに、会社の休職はこれが引き金になりました。(^^;)そりゃそーだよね。。。
でも、あの頃の私は、それでもまだ、このくらいの症状は大したことないとすら思っていた。。なぜなら、過去にも何度か、もうちょっと強度は低いものの、同じ様な徘徊を何度かやっていたし、休職というのは、癌とか鬱とかよっぽどのことだよ・・と思っていた。まあ、これが既におかしな世界に突入している証拠なんですけどね。。とほほ
2回目は、治療を始めて半年ぐらいたった頃、大分良くなってきたかな?と油断してた時に、突然、このホラーの時間が「こんばんわー」と尋ねてきた。押し売りの如く、数時間居座るホラーさん。
さすがに今回は自分でもこれはやばいかも?!と思い、電車でこれる距離に住んでいる母を頼ってきてもらった。(父は確か旅行中でいなかった。)
時間が経てば良くなるのは知っているし、この半年間で色々低血糖症について調べていたので、大丈夫大丈夫・・・と言い聞かせていたが、母が来るまでの小一時間が、ホラーさんのショータイムだった。。
今度は私を殺せ・・ではなくて、死ぬかも・・だった。こっちの方が怖かった。。
自分で意識が保てているうちは大丈夫だとしても、これがどこまで保てるかまったく自信がなかった。
救急車を呼ぶ覚悟もしてたけど、とにかく、死にたくない、死にたくないを連呼しながら耐えていたら峠を越した・・・よかった〜〜。その頃には母も到着!一安心。
ちなみに、この耐える時間っていうのが、実は結構危ない時間な気もする・・。だって、死んじゃったらシャレになんないもんね。。(^^;)
ちなみに、上記はあくまで私の症状であって、低血糖症と診断されても症状は人によって違うのであしからず。
ただ、結局のところ私が言いたいのは、寂聴さんへのクレームでも、私のホラーさん暴露話でもなく、ただ、ひとつ。
「そこのあなた!油断してたら死にますからね!!!!!!それはメンタルどうのこうのを飛び越えて、ある日突然、自分が狂っていることに、気付かない日がくるんですからね〜〜〜〜〜!!!!」
うーん。熱くなってしまった。。。(^^;)
熱くなってしまった照れ隠しに、おじーが作った今日のランチをご紹介。
本人はチキンカレーと言っていますが、カレーの部分が蒸発してしまい、カレーチキン、いや、ただのチキンになってしまったという図。
サンフランシスコの治安って?ブラック・ネイバーズバスに乗ってみたぞ
先日、いつも使っているバスを間違えた。
同じバス停だけど、時々、超特急の「Xバス」というのが走っていて、うっかりそれに乗ってしまったのだ。
特急バスは、あれよあれよとFree way(高速道路)に乗ってしまい、気付いた時には、次のバス停まで20分位かかるというあり様だった。とほほ
バスの運転手に戻り方を聞いてバスを降りる。24丁目に行きたかったのに、ここ5丁目だよ・・(^^;) 全然知らない場所だし〜〜。エーン。
と、思って周りを見渡すと、何やら、異様な雰囲気。。雨とはいえ、一応、朝なんだけど、どう見ても、何かがちがーう!
ふと、この感じ、東京で言うところの山谷地区(行ったことないけど)、大阪で言うところのあいりん地区(ちらっとだけ通ったことある。)、横浜で言うところの寿町(フリーコンサートで数回おじゃましました。)の雰囲気を彷彿させる。。
そして、サンフランシスコで、思ったよりみかけないアフリカ系の皆さんが、悲しいかな、ここに大集合してました。(アフリカ系以外の人もいたけど、少数。)
バスに乗ると、程よく空いていたので席に座った。
ちなみにサンフランシスコのバスは、バスが2台くっついているような長ーいバス。
おじーには、「バスに乗る時は、できるだけ前の車両にいること。後ろの車両でも、一番奥の座席辺りには座らない方がいい。」と聞かされていたので、いつも注意しているのだけど、この時は、後ろの車両のちょうど中間辺りに座ってしまった。だって、割と感じの良さそうなお姉さんとおじさんが座ってたから大丈夫かと思いまして。。。空いてたし。。
と思ったら、次のバス停で、ぞろぞろと乗客が乗り込んできた。
脇目もふらず車両一番奥に陣取る人達。あっと言う間に満席状態。
そして、突然大音量のラップミュージックが車内に響き渡る。
持ち込まれたスピーカーから流れ出すサウンドは、「Mother F◯◯◯◯◯, Mother F◯◯◯◯◯ 」と爆音連呼。(ちなみに、一応、◯◯にしてみましたが、これって普通に表記してよいのかな??だめなのかな?アメリカにいると、人種関係なく、日常会話で頻繁に「F◯◯◯」という言葉を耳にするんですけど・・・。
「Mother F◯◯◯◯◯」をBGMに、おしゃべりが盛り上がっている最後列座席プレミアムシートの皆様。既に何語なのか分からない・・・。いや、英語なんですけどね。。全く聞き取れず。。。
ちょっと緊張が走る私・・・。
見渡すと、アフリカ系を筆頭に、ラティーノ、白人のお兄さん、お姉さん、おばさん、おじさんとバラエティに富んだ皆さんが、バスの後ろ車両の後部座席に集まって、しれ〜とプレミアムシートの皆さんと共存していた。
そのうち、私のちょうど向かい側に座っていた白人のおばさんが、身体を揺らして笑い始めた。どうやら、プレミアムシートの皆さんの会話がおもしろいらしい。。ついにこのおばさまも会話に参戦。そこでようやく、週末にあった、スーパーボールについての話をしているらしいことが分かった。
会話が盛り上がる後部車両の皆様。3~4人?4~5人くらいかな??まるでキャッチボールのように、言葉があっちの席からこっちの席に飛んでいた。
しばらくキャッチボールが続いた後、1人、また1人という感じで、プレミアムシートの選手が球場を去っていった。仲間に「ヘイ、メン、またな。」という感じで挨拶してたけど、あれ?あなた方みんな、知り合いじゃなかったの??(^^;) ズコッ
なんだかほっとするのと同時に、何故か笑いがこみ上げてきた。
後でおじーにこのことを話したら、「君もブラック・ネイバーズの洗礼を受けたってことか。おめでとう。」とゲラゲラ笑っている。えーと。。。(^^;)
ところで、私がバスを降りた辺りは、tenderloin(テンダーロイン)という地域で、「サンフランシスコの治安」で検索すれば、旅行者は「絶対に避けて下さい。」というところ。この地域、サンフランシスコの市役所とかメインストリートにも近いので、ちょっと散歩していたらうっかり突入しちゃったよ・・ということになりかねない。
ちなみに、おじーと演奏しているダンスクラスのスタジオの1つがこの地域にある。
バレエをメインに色々なダンスを習えるこのダンススクールには、毎日、たくさんのダンサーが出入りしたいるのだが、このスタジオすぐの脇道は、アンタッチャブルゾーンになっていて、こないだ見た時は若い白人の男女3人が、道ばたで腕に注射器をあててましたから〜〜。(私には初めての光景だったので、ちょっとショックだった。。)
とま〜、サンフランシスコはこんな感じです。
ちなみに、私はまだこっちに友達もいないので遊びに出歩くということもなく、夜の外出については必ずおじーと一緒なので、ある意味、守られた生活をしている。きっと旅行者や留学生の方がずっとサンフランシスコを自由に飛び回っていることでしょう。というわけで、きらびやかな夜のサンフランシスコライフは、ほとんど分からないので誰か別の人に聞いてみて下さい〜。Satocomedyでした〜。
アメリカで英語を学ぶ。アメリカのしてきたことを辿って。。
大好きなESL(英語のクラス)、本日は映画鑑賞の日でした〜。
さて、何の映画を見たかというと、これ↓
13TH | Official Trailer [HD] | Netflix
「13th」というドキュメンタリー映画。
日本語タイトルだと、「13th 憲法修正第13条」となっている。
ちなみに、NET FLEXで見れるみたい。(日本語のサービスもあるのかな?使ったことないから分からないけど。。)
私の英語力だと十分に説明しきれないので、サイトから引用します。
1865年に制定された奴隷制を禁止する修正法「合衆国憲法修正第13条」はすべての人に自由を認めるはずのものだったが、「犯罪者は例外」という言葉が抜け穴となり、黒人が犯罪者として逮捕されやすい現状を招くこととなった。長年に渡って「大量投獄システム」の標的にされ続けてきたアフリカ系アメリカ人たちの苦難の歴史を、政治家や活動家、学者、元受刑者たちへのインタビューを交えながら明らかにしていく。
(引用元http://eiga.com/movie/86044/)
授業中に全てを見終わることができないので、クラス終了30分前で今日の映画鑑賞は終了。その後、通常の授業に戻るはずだったのが、約40人いる生徒達からの質問、感想がひっきりなしで、結局そのまま時間になってクラス終了。
実は、アフリカン・アメリカンに焦点をあてた授業はこれで2回目。
1回目は、私がESLのクラスに参加した初日で、ビリー・ホリデーの「Strange Fruit」を題材に、アメリカの奴隷制度とそこで行われた数々の差別の歴史を学んだ。
そして今回、この映画。
普段の授業の様子から、私はこのクラスの先生(白人おじいちゃん)の大ファンなのだけど、こういう社会問題も絡めたことをしっかり授業に盛り込んでくるって、これって、この学校の英語の授業のカリキュラムの一環なのかな?それとも先生の独断で決めたのかな?と、疑問に思ったので、授業の後に聞いてみた。
「これは僕の判断でやってるんだよ。このクラスは様々な国から生徒が集まっている。彼らに謝った偏見を持って欲しくないんだ。」とおじいちゃん先生。すばらしい〜〜〜。
再び私、「先生の様に英語の授業でアフリカン・アメリカンについて取り上げる先生は、ここ(アメリカ)では珍しいんでしょうか?」
「僕の様に白人がってこと?まず、できないだろうね。」
「これは僕ができることで、やらなくちゃいけないことだと思うんだよ。」
先生・・・素晴らしすぎる。。。泣
先生に感謝を伝えてクラスを後にする私。
ちょっと泣きそうになるのを、ぐぐっと目に力を込めて歩きだす。
先生、ありがとーーーう!!
本当に、本当に、あたなのクラスは、とってもとってもすばらしいですよ〜〜〜〜。
ありえなーーーい!!地下鉄の清掃員、1年で$270,000(3,000万円強)の報酬
トランプおじさんが世間を賑わせていますが、まだ私の英語力では、スピーディーに情報キャッチ、分析なんてできないよ〜〜〜(まあ、誰も私にそれを期待してはおるまい・・)ということで、ローカルなネタをたまーにお届け。いってみよっ!
今回は、おじーが「ちょっとこのニュースひどいよ〜」と言ってシェアしてくれたもの。
サンフランシスコのダウンタウンエリアと、サンフランシスコ近郊の街をつなぐ地下鉄BART。私も時々利用する。
なんとこの地下鉄の駅で働いている男性の1年間の報酬が、3000万円強っていうんだから、びっくらこいた!!ありえなーーい!!ありえなーーい!
彼のタイムカードを見ると、基本的に休み無し。毎日17時間働くらしい。時々、8時間の日もあるけど、そんな日は月3日くらい。
ちなみに、清掃員の基本年俸は600万円くらいらしい。高くないか??と思ってしまうのは私が貧乏症だからでしょうか??(正確なドルでの給料は、リンクの動画の中に出てきまーす。私の英語の理解が正しければ。。。)
2015年は、このBARTの清掃員で49人が$100,000(1200万位かな)稼いでるのが確認されたらしい。
ちなみにこのBART、最近、駅に隣接する駐車場の料金を値上げしてしまって、市民が困っている(怒っている)というニュースがあったばかり。
あまりにもずさんな勤怠管理もそうだけど、そもそも会社が49人もの従業員に多額の給料を出す会計管理どうなってんのさ。。。と思わずにいられない。。
このニュースの最後のところの文章がこれ。
None of those employees have been audited,BART told KTVU.
これら(49人)の従業員の誰1人、監査を受けていないと、BARTはKTVU(取材したテレビ局)に言っている。
あきれるばかり。。。
太鼓叩きの日記 その1 筋肉は大事だよ〜〜
おじーのもとで太鼓を叩き始めて早2年。
日本では太鼓を叩ける場所が限られているので、練習したくてもできない。。ということも多々あったけど、サンフランシスコのおじーの家は、おじーの長年の近所付き合いと説得で、朝10時〜夜9時までいつでも太鼓を叩けるという特権を勝ち得ている。
てか、まー、そもそも、全体的に日本より音に対してうるさくない・・というか、普通にガレージでバンドの練習したり、騒音でパーティーしたりカラオケしたりしてるしね。。。(^^;) さすがに夜中の騒音はないので、その辺は皆、心得ていらっしゃるよう。あ、でもこの間、深夜の1時に車のクラクション(?)が鳴り止まず、30分鳴り響いていたのには参ったけど。。こういうのは特殊なケース。
というわけで、隙間時間に、家で太鼓を並べて、コツコツ練習しています〜。
私がおじーに習いながら一緒に演奏しているアフロヘイシャンのドラムは、何人かドラマーが集まって1つの壮大なサウンドを作り上げていくというスタイル。多くのアフリカンドラム、アフリカをルーツとするドラムは、同じ様にドラマーが何人か集まってサウンドを作っていくことが多いだす。
アフロヘイシャンの場合は、リーダーのドラマー(ママンと呼ばれる)、子分ドラマーその1(セコンと呼ばれる)、子分ドラマーその2(ブラと呼ばれる)をメインに、あとはバスパートを担当する子分ドラマーその3、ベルやシェイカー等の鳴りもの楽器が参加という感じ。
太鼓を始めてしばらくは、とにかくリズムをしっかりキープすること、そして、太鼓を鳴らすことを心がけていた。
我々は、コンガという細長い太鼓を叩くことが多いですが(厳密には、アフロヘイシャンの太鼓はコンガではないのだけど、特別な儀式等パフォーマンスで無い限り、大体コンガが主流。上の写真がアフロヘイシャンの太鼓達)、そうそう、簡単に音がでるってもんでもないです。これ、どんな楽器も同じですが、その楽器の音がちゃんと出てくるまでに時間がかかる〜〜。まあ、これは練習するとして。。
サンフランシスコにきて、おじーと一緒にアフロヘイシャンのダンスクラスで演奏させてもらっていて、気がついたことがあった。
私の叩いている太鼓の音が聴こえな〜〜〜い(><)ガーン
演奏中に聴こえない・・。もちろん練習やレベルが足りてないのもそうだけど、これはもう、力の問題でもあるなと思い、全力でガンガン叩く・・・。まだ筋肉がそれほど付いてない私には、1時間半、全力で叩くのは非常にきつい。。。
全力で叩き始めてから、さすがに演奏中に自分の音が聴こえない・・・は、最近はなくなってきたけど、録画されたものを見ると、やっぱり聴こえない・・・。聴こえても、微妙にずれてるし〜〜。ガーン・・・(><)
おじーは、私と太鼓を叩く時は、私に音の響きを聴かせる為に、音量を私のレベルに合わせている。が、ダンスクラスでは、ダンサーを気持ちよく踊らせることがおじーの使命なので、おじー本領発揮!こうなると私の命がけの修行もスタート!個人的には、フルマラソン走っている様な感じ。気持ちよくハイな状況にもなるけど、「助けてくれ〜〜」と思いながらも叩いている。
ちなみに、そんなに苦しいのなら、今、自分ができるパワーでやればいいのではないか?と思う人もいるかもしれない。。
これについては、おじーも私も意見が一致していて、「さらに先に進む為の避けては通れない道。」だと考えている。また、色々おじーを頼っている身としては、ドラムの上達が、おじーへの恩返しとも思っているので、ここは頑張りどころだす!
おじーがドラムを叩く為に、欠かさずトレーニングをしている様に(最近、旅行に行っちゃったからちょっと欠かしてるけど)、ドラムを叩くためにはドラムを叩ける身体が必要。
そんなこんなで、ほそぼそと筋トレをしている。
ちなみに、最近私はシェカレという楽器も練習しているぞ。
ひょうたんで作られた楽器。これがシェカレちゃん。↓
ひょうたんだから、大して重くもないし、これを両手で持って揺らして演奏するのだけど、
演奏しているうちに、
お、重い・・・と、思い始める私。。(^^;)
私がまだまだへなちょこというのもあるのですが、手のスナップを利かせる時の腕の動きが、今まで、そんな動きやったことなかったよ〜〜ということで、苦労している。。
私のシェカレ日記は、長くなるのでまた後日・・
最後に、本場ハイチのアフロヘイシャンのドラムの演奏の動画をご紹介。特に動画最後あたりの4:30位からのドラムサウンドにいつもメロメロな私。イヤホンじゃないと聴こえないので、イヤホンをお勧めだす〜〜。(ちなみにこの動画のダンスは特殊で、私が習っているダンスはもうちょっと違います〜〜。って、最近はダンスは全然やれてないけど。。。)
Master Voudou Drummers of Haiti
以上、マニアックなドラム日記でした〜〜。笑
読んでくれる人いるのかいな??(^^;)